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紫外線・赤外線をカット 【太陽光のしくみ編】

お役立ち情報

先ず、太陽光線の仕組みをご覧ください。

太陽光線のしくみ

カーフィルムを貼れば、99%以上紫外線はカットされると言われています。 赤外線は、肌に感じる熱さの光線ですが、どのようなフィルムを選ぶことによって暑さをしのげるのでしょうか? ポイントは、可視光線の領域の情報を知る事で理解が深まります。先ずは、一般的な専門知識が下記のようになっています。

フィルムメーカーやカーフィルム関連のネット情報は、太陽エネルギーの関してJIS3107に則った情報です。規格を定めなければならないメーカーの都合上仕方がないと思います。 実際、お客様が実感して貼って良かったと思える情報は、お客様がどのような目的を満たすためにフィルム施工を依頼するのかが重要です。

  • ◆紫外線による人体に関する対策
  • ◆紫外線による車内のシートや商品の劣化や色あせ
  • ◆赤外線による室内温度対策
  • ◆赤外線による肌に感じる熱さ対策

その目的を当社にお伝えください。目的用途に合わせた商品提供を行います。

※以下、JIS3107 の規格に則った説明となります。 太陽光線はその波長から赤外線、可視光線、紫外線、X線、ガンマ線に分けられます。
地表に到達する太陽光線(350nm~2100nm)を日射といい、可視光線の全て、紫外線の一部、赤外線の一部が含まれます。

太陽光線の波長

紫外線カットのカーフィルムのテスト動画はこちら↓

太陽光線の波長

太陽光線を構成する光線の一つで、目に見える「可視光線」よりも波長の短い目に見えない光線。太陽光線をプリズムで分光したときに、「紫」の外側に位置することにより「紫外線」と名前がつけられました。英語では、Ultra Violetで、略してUVと呼ばれることもあります。 紫外線は波長により、UV-A(長波長紫外線:380~320nm)、UV-B(中波長紫外線:320nm~280nm)、UV-C(短波長紫外線:280nm以下)に分類されます。日本では3月から徐々に増え始め、5~8月までがもっとも多いです。

種類 波長 地表への照射率 人体への影響
A領域紫外線
(UV-A)
 380nm~320nm 多い シミ、たるみの原因となる。
B領域紫外線
(UV-B)
320nm~280nm 少ない 皮膚ガンやシミ、そばかすの原因となる。
C領域紫外線
(UV-C)
280nm~190nm オゾン層に吸収され地表には届かない 皮膚ガンや白内障を引き起こす。「殺菌光線」とも呼ばれる。

赤外線とは

可視光線より波長が長く、ミリ波長の電波よりも波長が短い電磁波全般を指します。「赤」より外側に位置するので「赤外線」と呼ばれ、人間の目には見えません。英語では、Infra Redで略してIRと呼ばれることもあります。

その波長の範囲は、780nm~と定義されています。地表に到達する太陽光線の中では、赤外線の中でも波長の短い、近赤外線と呼ばれる光線がそのほとんどを占めています。

赤外線は、水や有機物に吸収されて熱に変りやすい性質を持っています。そのため熱線と呼ばれたり、熱さ、冷たさ(暑さ、寒さ)議論で用いられることが多いです。但し、実際に太陽に含まれるエネルギー量としては可視光線が最も多いです。

種類
波長
特徴
近赤外線 780nm~1500nm

「赤」にほど近い電磁波。可視光線に近い性質を持つ。リモコンなど遠隔操作、通信などに利用される。

中赤外線 1500nm~4000nm 近赤外線の一部として分類されることがある。
遠赤外線 4000nm~10000nm 熱を持った物体からは必ず放射されている。電波に近い性質を持つ。調理や暖房など過熱器に利用される。

紫外線・赤外線に関するお客様が購入前に理解すべき事

上記でお伝えしている事は、JIS規格で定められた定義ですが、では本質はどうなのでしょうか?
人体に影響があったりする波長の領域は、紫外線であれば可視光線に含まれる400㎚あたりまでとも言われています。また、赤外線に関する人間が熱さを感じる領域も可視光線に含まれる550㎚から関係してきます。

まだまだ、このような事をお客様の身になってお伝えできるプロは全国を見ても残念ながらとても少ない現状がありますし、材料メーカーもお客様にお伝えする事はありません。お客様の目的を伺うことで的確な商品の提供を行える商品を取り扱っていますので是非ご用命ください。