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可視光線透過率測定器とカーフィルムの最新情報

お役立ち情報

可視光線透過率測定器とは?

可視光線透過率測定器とは、カーフィルムをフロント3面に装着する際、道路運送車両法第29条に伴う法規で
透明遮熱フィルムを装着して可視光線透過率70%以上をクリアしなければならない為に使用する計測器を指します。

道路運送車両法第29条3項に則った可視光線透過率測定器

ここでは、お客様が判断して頂く為の記事としてお役立てください。
可視光線透過率測定器について、様々な情報が各社のホームページやSNSで発信されていますね。
SNSの情報に関して正確な情報ばかりではございません。
また、各社のホームページに関しても、集客目的ではないか?お客様にとって必要な情報をキャッチして頂く為の情報か?判断頂く必要となります。

 

国土交通省から発表された、2023年1月13日の事務連絡

最近なぜ、可視光線透過率測定器が、車検に関する事やカーフィルムに関する事で必要になっているのでしょうか。

昨年までは、簡易測定器で可視光線透過率の測定を、我々施工業者やカーディーラーなどの一般指定工場もフィルムが装着された車検車両に対して計測していました。
しかし、国土交通省の事務連絡(令和5年1月13日通達)によって道路運送車両法第29条の詳細が一部変更となりました。
そこで、参考機器として紹介されたのが、光明理化学工業が製造販売する。PT-50 /PT-500という測定器です。
しかし、現在製造されているPT-500は、業者や一般指定工場が所持するためには、約50万と高額な機器の為に設備投資しないケースがあるようです。
現在でも、簡易測定器を所持されている指定工場では、簡易測定器を用いて車検検査を行なっている指定工場も多く存在しますが、各地域の陸運支局での判断や整備振興会での判断によるものが現状です。
また、私たちのような施工業者は、車検を通す資格を持たない為に計測のアドバイスはしても、最終的には、車検の検査員が計測するというのが正解です。

※指定工場と認証工場の違い

フロント3面ガラスにフィルムを装着すると何パーセントくらい数値が下がるの?

フィルム装着に関する数値の目安 ※当社の経験実績値によるもの
①透明遮熱フィルム装着で、1%~3%程度可視光線透過率が下がるフィルム
IR90HD・FGR500・TMS-90C・IRML90

※PT-500で測定した場合、施工前に73%程度の可視光線透過率があれば、目安として車検に通らない数値にはなりません。因みに、運転席助手席の可視光線透過率は、70%ぎりぎりの場合が多いので、お客様の愛車の透過率を調べてはいかがでしょうか。お電話でご予約ののちご来店いただければ、無料計測を行っております

② 透明遮熱フィルム装着で、5%~6%程度可視光線透過率が下がるフィルム
FGR900・TSM-85C・IRML88
※運転席助手席のガラスには、施工前に77%程度の透過率が必要になるため、ほとんどの車両で貼れる可能性は低いと考えて頂いていいと思います。
フロントガラスは、可視光線透過率80%前後ある事が多いので、②のどちらかのフィルムを選ぶことをお勧めします。
余談ですが、炎天下時に愛車に乗り込んでハンドルが火傷しそうなほど熱くなっている事がありませんか?
フロントガラスの透明遮熱フィルムを貼る事で、触れないほど熱くなることがなくなります。

フロント3面ガラスにフィルムを装着している。これから装着したい。の正しい判断とは?

以下、お客様のケースバイケースで、安心してカーフィルムを装着できるように解説いたします。

【車検は、カーディーラー(指定工場)に依頼予定】
愛車を購入したカーディーラーで、3年後の車検を受ける場合、購入時にフィルムをカーディーラーにて装着していれば問題ないと思われますが
外部の施工業者に依頼したものに関しては、「可視光線透過率70%をクリアしている透明遮熱フィルムをフロント3面に貼っている」とカーディーラーの担当者に伝える必要があります。
場合によっては、施工業者に測定証明書を発行してもらっても良いと思います。
※ただ単に、フィルムが貼ってあるから測定もせずに入庫拒否することは、指定工場として適切な行為ではありませんので、施工依頼された業者に相談してください。(PT-500の測定結果が、可視光線透過率70%以上である事が前提です。)
また、施工依頼を行う前に、事前にカーディーラーに確認する事も良いと思います。

【車検は、認証工場に依頼する】  ※指定工場と認証工場の違い
フィルム施工を依頼した会社が、PT-50/ PT-500を所持し測定結果証明書を発行している事が重要です。車検検査場では、必ずPT-50/ PT-500を所持しています。万が一、フィルム施工をした業者が計測して数値が、可視光線透過率70%ギリギリの場合には、測定結果にばらつきはありますので、落検可能性はないとも言えませんが、一般指定工場よりも、施工業者のアドバイスで問題なく車検に通しやすいと思います。

もし万が一心配な事があれば、当社、貼りアップの濱田迄ご相談いただいてもアドバイスさせていただきます。

自動車フィルム業界の指針について

当社の対応についても、日本ウィンドウフィルム工業会日本自動車用フィルム施工協会の方針に基づき対応し、正しいフィルム施工を行っております。

当社のサービス対応について

貼りアップでは、2022年10月以降にご注文・施工させて頂いたお客様で、当社測定で可視光線透過率70%以上と測定証明を出していても、指定工場で車検時に入庫拒否やフィルムを剥がすと警告をされた場合には、車検入庫前に、当社へお持ち込みいただければ、無料で剥がし作業を行ない、車検終了後に、無償施工(1回)をさせて頂きます。また、2022年10月以前のお客様は、お問い合わせください。当社での施工履歴(施工日・車種)お知らせください。